【Profile】
氏名:常川 拓也
所属:みつばメゾン川口西青木
役職:介護リーダー
入社:2021年
前職:介護・福祉業界
#介護リーダーになると忙しいのでは?希望のお休みってしっかり取れてますか?
根本:それでは3・2・1・スタート!でいきます!
常川:分かりました!大丈夫です。
根本:3・2・1・スタート!
え~社員に突撃!インタビュー企画!今回はなんと早13回目になります。本日のゲストはこの方、みつばメゾン川口西青木の介護リーダー、常川 拓也さんにお越しいただきました!本日はお時間ありがとうございます!
常川:こちらこそありがとうございます!
根本:と、始まった訳ですが、少しだけ先ほどの話の続きをしても良いですか?
常川:ああ、はい!良いですよ。無茶振りしますね(笑)
根本:ごめんなさい!経緯は、この取材の事前打ち合わせのために常川さんに連絡しようとしたらお休みとのことで。
常川:ごめんなさい、3連休を頂いていました。
根本:まったく問題ないですよ!お休みの日に電話をかけなくて済んだので、私もほっとしています(笑)常川さんは現在、お役職は?
常川:みつばメゾン川口西青木の介護リーダーとサービス提供責任者を務めています。
根本:ですからとてもお忙しいと思って、3連休も取れるものなんですね!
常川:根本さんもご存じの通り、みつばは有休がたくさん付与されるので(※1)、週2日の公休日と組み合わせたりしてお休みは取りやすいです!私のように介護リーダーがシフトを作成するので、調整すればたいてい希望は叶えられます。
根本:それはみつばで働く介護職員さんのご希望ってことですよね?
常川:仰る通りです。
根本:私もたまにシフトを覗かせていただくのですが介護職さんは大体月2日くらい有休を使われていたりしますよね。
(※時期や体制により差あり)
常川:中には月3日取られる方もいらっしゃいます。有休付与数も勤続年数によって異なるので本当に人それぞれで、少しづつ使っていきたいという方もいらっしゃいます。
根本:そうなんですね。有休を使いたい場合は常川さんのようにシフトを作成している介護リーダーさんに相談するわけですね。
常川:そうですね。本当にここは拠点や時期、タイミングにもよるので一概には言えないのですが、今まであまり有休の希望に対して相談となったことはほぼありません。どうしてもの時は相談させていただきますが、人員体制に余裕があるので上手く調整がつくことがほとんどです。
根本:そうなんですね。みつばは有休が多く付与されることもアピールポイントの1つですが、介護業界では周りに気を使って休みにくい…なんて話もよく聞きます。みつばではしっかりお休みも取得しながら働けるんですね!
常川:そうなんです。根本さんもきちんと有休取れていますか?
根本:取れていますよ!私はゴールデンウィークに4連休を作ろうと企んでいます。
ちょっと九州の方へ旅行しようかななんて(笑)
常川:良いですね。楽しんできてください!
根本:ありがとうございます!
あと、私個人の常川さんの印象ですが、どことなく優しい雰囲気を纏っていらっしゃって。
立ち振る舞いや所作、言葉遣いが洗練されている感じがします。
失礼ですが今おいくつでしょうか?
常川:今29歳です。
根本:お若いですね!!それなのにとてもしっかりしていらっしゃる!
それにみつばのリーダーを務めていらっしゃって、尊敬してしまいます…
常川:そんなことないですよ!根本さんも十分お若いじゃないですか!
それになかなか大変なこともあるんです。
#人を尊重するとは、“尊厳を守って接すること”。それは利用者様にも、一緒に働く仲間に対しても大切なこと
根本:リーダーとして、年上の方にも指導したり、引っ張っていく必要がありますもんね。
そんな時、常川さんはどんなことに気を付けていらっしゃいますか?
常川:スタッフの大半が年上の方ですね(笑)
みつばでは“尊重する”という言葉が良く使われると思います。
多くの場合、文脈は利用者様が対象ですが、私はこれはスタッフにも当てはめるべきだと考えています。
私の主観ですが尊重するとは“尊厳を守って接すること”だと考えていて、
それは年上に限らず年下のスタッフも含めた全スタッフに、尊重して接するように心がけています。
根本:コミュニケーションにおいて相手を尊重する。とても大切な考え方ですね。
でもこんなに優しそうな常川さんが怒るというか、指導する姿が想像できません。
常川:勿論、私たちの仕事は命をお預かりする仕事なので、それを脅かすような言動は指導します。
みつばの事例ではありませんが、傍から見たらよくないよね。と感じる時はきちんと指導してきました。
根本:ちょっと今ここで私が指導されても良いですか?
#ショートアクト「常川リーダーによる指導」
常川:大丈夫です。それでは仮に根本さんが利用者様に対し良くない発言があったとして。
根本:それでは行きますね。常川さん、どうされましたか?
常川:○○さんとの会話の内容で、××という発言があったことです。
まずは事実かどうかの確認ですが、そのように言った自覚はありますか?
根本:あ~それならありますよ。
常川:それは、ご家族様が側にいても言える内容ですか?
根本:ご家族様がいらしたらちょっと言えないですね…
常川:そうなのであれば改めるべきだと思います。
根本:あ~なんだか理想の上司!って思いました!
頭ごなしでなく、きちんと事実かどうかの確認からしてくださって、話を聞いてくださって、
何がどうだめでどうすれば良いのかを示してくださりました。
常川さんの仰っていた、尊重して接する気持ちが伝わってとても納得しました!
常川:良かったです(笑)
#福祉への興味は青年期から。関心の矛先は現場で働く働き手の気持ち
根本:少し時間を遡って、常川さんが介護士を目指したきっかけってあったんですか。
常川:それはかなり遡りますね(笑)
福祉については中学生の頃からボランティアで高齢者施設を訪問させて頂いたり、募金活動をしたりしていました。
高校も総合学科で様々な学びがあった中で、進んで福祉の授業を専攻していました。
それから介護・福祉の専門学校に進学し介護福祉士を取得、その後のキャリアも資格を活かしたものとなっています。
根本:中学生で福祉を志した常川少年の胸中には、どんな思いがあったんですか?
常川:単純に興味の矛先が福祉だったんですよね。人と関わることが好きで、人に元々興味があったのですが、保育は成長していく人をみる仕事で、福祉は衰えていく人をみる仕事だと思ったんです。私はその衰えていく人をみる仕事の“働き手の胸中”が気になりました。
順調に資格も取れたので、そのままキャリアをスタートさせたという感じです。
根本:その“働き手の気持ち”は実際に働いてみてどのようなものでしたか?
常川:働いてみて私の想像と大きなギャップはありませんでした。
幼少のころから高齢の方や障がいをお持ちの方と接してきて、同じように年老いていくんだなと。
私もこういう風に衰えるのだなと想像ができたり(笑)
根本:一般論ですが、人は人生の最初、20年くらいは物凄いスピードで成長していくじゃないですか。自分自身が。そして20代~30代くらいで家庭を持つ人もいて、そうすると子育てで人の成長をみる。人に依りますが、人生が中盤に差し掛かると子供は独立して今度は親が衰えていくのをみる。そして人生のフィナーレでは自分自身が衰えていく。
常川:その“人の衰え”を早いうちから見てみる。それが私の好奇心の1つだったように思います。
根本:ありがとうございます。
そんな介護の仕事ですが、やっていて嬉しいことはありますか?
常川:勿論たくさんありますよ。ただ、1日8時間勤務する中でずっと嬉しいな、ということはなくて、一瞬一瞬ですね。ありがとうと言われた瞬間とか、利用者様の笑顔を見ることができた瞬間とか。
利用者様としては「やってくれてありがとう」という当たり前の気持ちから出た言葉かもしれないです。こちら側もそれに対する慣れもあると思います。ですが未だに、仕事だから当たり前にやったことに、感謝の気持ちを頂ける、人と人が交わるとき、当たり前じゃない特別な思いが交錯するんだなと思います。
根本:すごく深いですね。ありがとうございます。
常川さんはお仕事も充実していると思います。今、考えていることは?
#みつばのリーダーとして考える理想はリーダーがいないこと?!
常川:やっぱり思うのは、みつばにおいては教えられる立場から完全に教える立場になりました。この立場で思い返すと、今まで関わってくださった先輩方は本当に丁寧に私に対して教えてくださっていたんだなと感じます。今、皆さんの顔が浮かんできています。
それは今いるスタッフも。みつばの皆さんはとても優しくて。私みたいなリーダーを受け入れてくださるので(笑)
根本:ご謙遜を(笑)
リーダーとして理想の施設、理想のチーム作りについてのお考えは?
常川:今一緒にお仕事をしているスタッフの皆さんの個の力を高めていきたいと考えています。
私の個人的な意見ですが、一人の介護リーダーは実はいらなくて、スタッフ全員が自立して仕事ができるサブリーダーの力がある。お互いに共有し、意見を伝え合いながら業務を進めていく。そんな理想をおぼろげながらに描いています。
根本:全員がサブリーダー。確かにそんな組織ができたら強い組織になりそうですね。
常川:あとは離職する人も、仕方ないものは割り切るとして、防げるものは防いでいきたいなと。
根本:それは全国の企業が取り組むべき課題ですよね。
常川:抽象的な表現ですみませんが、どの仕事もきっとそうで、離職者には何かしらの思いがあって。それが現実では実現できていない。
「こうしてほしかった」という思いを抱えて離職される方も多いと思います。
会社としての限界はありますが、そういう部分に「寄り添いますよ」の一言が言えたらな。と考えています。
根本:みつばでは常川さんが率先して寄り添っていただけるということですか?
常川:もちろんです!
根本:素敵なメッセージ、ありがとうございます。
それでは、本日はここまでとさせていただきます!
本日のインタビューは、みつばメゾン川口西青木、介護リーダー、常川 拓也さんにご協力いただきました!ありがとうございました!
(インタビュアー:事業管理総務課 根本)
(※1 みつばの有休休暇制度:みつばには特別有給休暇制度があります/法定有休に加えて年12日の有給休暇を毎年付与する制度です!入社6ヶ月後に法定有休と特別有休合わせて22日を付与!1年6ヶ月勤務で合計23日、2年6ヶ月勤務で合計24日…と有休付与数は法定有休の増加と共に増えていきます!肝心な有休消化率は、約70%となっています!※2024年度実績)