【Profile】
氏名:生田 淳一郎
所属:みつばメゾン東久留米
役職:介護リーダー
入社:2022年
前職:飲食業
#主戦場は舞台上。芸の道から介護職へ。
根本:本日はみつばメゾン東久留米の介護リーダー、生田 淳一郎さんにお越しいただきました。お時間お取りいただきありがとうございます。
生田:こちらこそありがとうございます。
根本:生田さんは俳優さんだったとお聞きしました。
もともとは介護職ではなかったんですね。
生田:そうなんです。20代の頃は劇団に所属していたり、芸人としてお笑いライブに出演したりしていました。介護を始めたのは4年前。みつばに入社して3年目になります。
#仕事や人間関係で大切にしていること。一に○○、二に○○。
根本:すごい…。多才ですね。それにみつばに入社して3年で介護リーダーになれるのも本当にすごいことだと思います。
生田さんの中で秘訣は何だと思いますか?
生田:秘訣はないと思います。みつばでは、誠実に、一生懸命仕事に取り組んでいる人。上司や同僚とコミュニケーションを取って、チーム意識がある人は適正に評価してもらえます。
どちらも特別な事ではなく、どんな会社でも共通することだと思います。
ただ、みつばではその“当たり前をきちんと評価”してくれる。
私が3年で介護リーダーになれたのも、一に誠実、二に謙虚。関わってくださる人々や仕事に真摯に向き合ってきた結果かなと、スタッフを評価する立場になって改めて実感しています。
#介護職は向いている。そこは自信たっぷりに。
根本:一に誠実、二に謙虚。私は今日初めて、生田さんと対面でお会いしましたが、本当にそんなお人柄が滲み出ています。お電話で日時を約束した時、「優しい声の方だなあ」と印象を持ちました。
でも、やっぱりそんな生田さんは介護職に向いているんじゃないですか?
生田:向いているかと言われれば、ほんの少しだけ向いているかな、と自分でも思います。
でもそれは能力が高いとかそういう話ではなく、性格の問題かなと思います。
#生田さんが考える介護職に向いている性格とは…?
根本:またまた謙虚ですね!(笑)
生田さんの性格が介護職に向いている部分、詳しく教えていただけますか?
生田:おじいさん、おばあさんが好きな事もあります。もともとそれで介護職に興味がありました。
けれど一番、この仕事に向いていると感じることは、“待ってあげられること”、“失敗しても笑って許してあげられること”だと思っています。
ご高齢になったり、障がいを抱えたりすると、今までできたことができなかったり、伝えたいのに伝えられないことがあったりします。
自分でできるか挑戦して失敗してしまうことも、時間がかかることだってあります。
介護職が代わりにやってしまえば早いこともある。
けれど、そこで自分でできることはやってみてもらうことが、利用者様のADL(※1)を維持したり、日常生活の中で生き甲斐を感じていただくことに繋がるんです。
そんな私の寛容な性格や気配りができる部分が、介護職に向いていると考えています。
根本:とっても素敵です。生田さんとお話ししていると、何でも受け入れてもらえる気がして安心した気持ちになります。
きっとその生田さんの雰囲気で、利用者様の動作を急かさない。
急かしていなくても、その場の雰囲気で心が急いてしまったり、口では大丈夫と言いながら、イライラを出してしまう人もいらっしゃると思います。
そんな生田さんの失敗しても良い、時間がかかっても良いと利用者様が思える雰囲気を創ること。そこがすごく、向いているところなんだなと感じています。
生田:仰る通りです。
私は、変わらない日々や、悶々とする日々の中でも、どこかで笑顔が生れたり、自分の主張ができることで、ご自身が生きる意味を見い出せたり、人となりが再形成されると思っています。
だから日々のケアの中で、利用者様が伝えたいけど伝えられない主張を引き出すこと。
どこかで自然と笑顔になってもらえるような、話し方や所作に気を付けています。
それが一番難しいんですけどね(笑)
根本:とっても魅力的なお話です。
そんな生田さんが、お仕事をする中で嬉しいと感じる瞬間はありますか?
#心が触れ合うから、心が通じ合う喜びがある。
生田:ここまでの話の流れと被るのですが、ケアに入った時、利用者様が自分の話をお話しくださる時は、すごく嬉しいですね。それもこちらから伺ったことではなく、自分で話したくて話してくれた時、心を開いて貰えたのだなと感じて、すごく嬉しい気持ちになります。
根本:ありがとうございます。伝えたくても伝えられないことを掬う生田さんならではのお話ですね。他にもありますか?
生田:これは嬉しさ半分、驚き半分、良くないなという思い半分の話なのですが…。
#一人の介護職として思うこと。みつばのリーダーとして思うこと。
根本:半分が3つで次元が歪んでますよ(笑)
生田:本当ですね(笑)
ケアにこだわりのある利用者様の話なんですけど、一つ一つのケアに細かな指示があったり、職員への介入拒否がある方なんです。
でも、人としてすごく優しくて、とっても良い方なんですよ。
根本:細かな指示とは具体的にどんなものがあるんですか?
生田:はい。お身体を起こすタイミング、角度や足を乗せる順番、リモコンを置く位置など細かく決まっていて、しっかり守る必要があるんです。
ある時、新人のスタッフさんに同行研修をする際、その方の居室に伺ったんです。
新人さんにもしっかり手順を教えて、少し手伝ってもらったりしていたら、
その方が突然、「これは生田さんにしかやらせないのよ!」と仰って。
これには驚きましたし、そんなことを思ってくれていたんだと嬉しい気持ちもありました。ただし、責任者としてこれはまずいなと。
認められているという意味で、私個人としては、喜ぶべきことなんですけど、全スタッフが同水準のケアを全利用者様にご提供するというみつばの目標からは外れてしまう。 介護リーダーとして反省すべき出来事でした。
根本:貴重なお話をありがとうございます。今、生田さんから“リーダーとして”という言葉が出ました。みつばの介護リーダーとしてのやりがいや大変なこともお伺いできますか?
#スタッフ全員で「同じ景色を共有した」介護を。
生田:そうですね。大変な事ばかりになってしまうかもしれませんが(笑)
みつばのスタッフは年齢層が幅広く、様々な年代の仲間がいます。
誰かが良いと思っても、違う人はそれを良くないと思うこともある。
その中でまとめ役として、全員が同じ景色を見て仕事をできるように目線合わせをしなければいけないところが大変です(笑)
根本:度量のいるお仕事なんですね
生田:そうなんです。あとは私の性格的に、寛容な方なので厳しくしづらい点があります。寛容さと厳しさのバランスはいつも気を付けています。
根本:こんなに優しい生田さんが厳しくなる時はどんな時ですか?
#一番大切なのは利用者様の安心・安全
生田:それは利用者様の“安全”に関わるときですね。
介護職として、利用者様を危険にさらす行為だけは絶対にNGなので、そこに関してはメリハリをつけています。
自分勝手な行動やルールが危険な時は指摘しますし、ある事象について他のスタッフが知らない、分からない状況はよくありません。
事故が起きてしまっても皆そのことを知らなかったら、安全が守られているとは言えないですよね。
根本:どのような感じで指摘されるんですか?
生田:時間を作って、まずは話を聞きます。
よくある頭ごなしに、というコミュニケーションはみつばではありません。
行動の背景には必ず何か考えや思いがあるので、そこをしっかり聞かないと本質的な問題を見逃してしまいます。
その上で、利用者様の幸せと、我々介護職の幸せを追求するみつばで、その目標をどうやって叶えに行くかを一緒に考えます。介護リーダーは特に偉い訳ではなく、責任をもってみんなをまとめる、読んで字のごとくリーダー役なので。
根本:ありがとうございます。なんだか、失敗しても頭ごなしに怒られないってとても安心感があります。そんな環境だと、私も頑張ろうと思えてきますよね!
それでは、そんなみつばの仲間に加わってくださる求職者の方にみつばの推しポイントを教えてください。
#みつばの良いところ。公平で公正なあなたの居場所。
生田:たくさんありますよ!(笑)
でもやっぱり多くの人に可能性が拓かれているところ。
たとえ未経験でもさほど関係なく、経験者も含めて、仕事に向き合う姿勢さえあれば、この会社は居場所を用意してくれます。
人の話、周りの意見を一旦聞くこと。一生懸命介護に向き合うこと。この2つがあれば、しっかり評価してもらえるところですかね。
根本:このインタビューの冒頭に帰ってきましたね。
一に誠実、二に謙虚。そんなスタッフが集まるみつばだから、利用者様に安心・安全をお届けできる。加えて、職場環境もどんどん良くなって、スタッフ側も幸せになれる。
生田:それに加えてご利用者様の生き甲斐を創出し、日常の中で笑顔になっていただき、それをご家族と一緒に喜べる。
根本:本当にみつばの社是を体現している、そんな生田さんなんですね!
それでは、応募を迷っている方にメッセージをお願いします!
#インタビューを読んでくださるあなたへ。生田さんからのメッセージ
生田:はい!応募に悩んだら、面接だけでも来てみていただければと。
良いことも悪いことも、触れてみると、分かることがあります。
不安な気持ちは痛いくらいに分かりますが、みつばのリーダーは温かくて優しい方が多いので安心してみつばに来てくださいね!
根本:本日のインタビューは、みつばメゾン東久留米、介護リーダーの生田 淳一郎さんでした!素敵なお話をありがとうございました!(インタビュアー/事業管理総務課:根本)
#アフタートーク。いつか叶える夢のラーメン。
根本:本日はありがとうございました。
今回も素敵なお話で感動しました!
生田:感動ですか!本当にしました?(笑)
でも緊張したな~。インタビューなんて受ける機会ないから(笑)
根本:ご協力ありがとうございます。
俳優さんやお笑い芸人さんの時に受けませんでした?
生田:いやあ、あの世界で注目されるのはなかなか難しくて…。
根本:それじゃあ私が夢を叶えましょう!(笑)
生田さんにとって人生で夢中になったものは何ですか?
生田:ラーメンです!
根本:おお!良いですね、言い切りますね!
いつ頃ラーメンに熱中されていたんですか?食べる方ですか?
生田:作る方です!実は俳優や芸人の後は、ラーメン屋で働いていました。
ラーメンのカッコよさに取りつかれて…。
根本:おお!ラーメンのどの部分に惹きつけられたんですか?
生田:そうですね。これも色々あるんですが、やっぱり“一皿で勝負するところ”ですかね。
フレンチでも、前菜があって、スープがあって、メインがあって、どこかで躓いても挽回できるという考え方もできます(料理人に怒られてしまいそうですが…)
でもラーメンは一皿で勝負する。その一皿に命を懸ける。そんなところですね!
根本:すごく熱いラーメン愛ですね!生田さんには夢とかあるんですか?
生田:ありますよ!いつか自分が仕事を引退したら、生まれ育った地元に帰ってラーメン屋を開きたいんです。それは営利目的ではなく、私の至高の一杯を、近所の小学生たちに400~500円で提供するんです。
それを美味しいと言って食べに来てくれたら。最高に嬉しいでしょうね。
根本:生田さんのラーメンが、街丸ごと盛り上げてしまいそうな。そこには多くの子供たちの満腹と笑顔が今にも見えてきそうです。
俳優に芸人にラーメンに介護に。人間味溢れる、味わい深~い、深~い生田さんですね!ラーメンだけに!
それでは次回もお楽しみに!総務課根本でした~!
(※1 ADL:Activities of Daily Living:日常生活動作の略語)