インタビュー

社員に突撃!インタビュー企画(第6回)一つ屋根の下、利用者様と共に歩んだ6年間。今では『たくさんの屋根と利用者様の送りたい生活』を守るエリアマネージャーに ~運営企画五課 課長 兼 エリアマネージャー 三浦 正太~

「社員に突撃!インタビュー企画」です。みつばで働く社員はどのような考えを持ちどのような仕事をしているのか…?その素顔に迫ります。今回の取材は事業管理総務課 根本が担当します。第6回は運営企画五課 課長 兼 エリアマネージャー、三浦 正太さんです。

 

【Profile】

氏名:三浦 正太

所属:運営企画五課

役職:課長 兼 エリアマネージャー

入社:2018年

前職:服飾関連企業

出身:早稲田大学

 

 

#最初の仕事はスマホアプリ開発。服飾関連企業では会社運営の基礎を学びました。

根本:本日は運営企画五課 課長 兼 エリアマネージャー 三浦 正太(みうら しょうた)さんにお時間頂戴しました。
貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。

 

三浦:こちらこそありがとうございます。

 

根本:三浦さんは早稲田の先輩なので、自然と背筋が伸びます(笑)

 

三浦:そんな丁重な姿勢は感じませんが、
まあ、気にしないことにします(笑)

 

根本:ありがとうございます。三浦さんのご職歴について教えていただけますか?

 

三浦:はい。大学在学時にインターンをしていて、その時働いていた会社にそのまま入社し社会人生活をスタートさせました。

 

根本:どんな会社だったんですか?

 

三浦:スマホアプリを作っている会社でした。そこで企画やWebディレクターとして働いていました。丁度映画『ソーシャルネットワーク』がブームになった頃で、4つほどアプリ制作に携わりましたが、なかなか伸ばすのは難しかったですね。

 

根本:確かに例えばゲームでもパズルだったりひっぱりハンティングだったり凄い人気でしたからね。三浦さんはどんなアプリを作られていたんですか?

 

三浦:占いとかです。そのあとはデータ収集や分析の仕事を経験したのち、大手服飾関連企業に転職しました。

 

根本:私もどこの企業さんか存じているので、少しお聞きしたいのですが、アルバイトやパートまで、経営観を叩きこまれる会社と聞いています。三浦さんもそんなエピソードはおありですか?

 

三浦:そうですね(笑)私は準社員としての勤務だったのですが、基本的なところは正社員と何も変わらず、基本方針や販売6大用語の唱和は毎日あります。
『いらっしゃいませ。かしこまりました。少々お待ちくださいませ。…』毎日のことなので身体に染みつきました。

 

#苦戦した転職活動。みつばを選んだのは自分の潜在能力を発揮できるから。

根本:さすがですね。そんなキャリアを歩まれて、転職の動機は何だったのでしょうか?

 

三浦:正社員になろうと思いました。ただ、30代でほぼ0からのスタート。職歴に自信がある訳ではなく、比較的高学歴。なかなか転職活動で苦戦していたんです。

 

根本:そんな日々の中で、みつばを志望したきっかけってあったんでしょうか?

 

三浦:大きく2つです。①自分の潜在能力を発揮できること。②業界が伸びていくこと。

 

根本:1つずつお聞かせくださいますか?

 

#みつばの採用は『履歴書よりも人間力』再スタートにはうってつけ?!

三浦:まず ①自分の潜在能力を発揮できること。みつばの求人原稿では『司法試験浪人組が活躍中!』と謳っていました。実際に選考に進んでみると、私のポテンシャルを適正に評価して頂けたと思っています。『履歴書よりも人間力』私も経歴に自信がある方ではありませんでしたが、当社にチャンスを貰うことができて、やっとこさですがエリアマネージャーまで成長することができました。
きっとご自身の潜在能力を発揮しきれずにいるような、当時の私と同じような境遇の方は多くいらっしゃると思います。

 

根本:履歴書よりも人間力。ビビっと来る方もいらっしゃると思います。
もう1つのご理由も教えてください。

 

三浦:単純に ②介護・福祉領域は需要が伸びていくと思っていました。
ただ、介護施設で私や根本さんのような所謂総合職的な働き方があるのはみつばのスカウトで初めて知りました。
私に人間力があるのかと言われると自分で言い切りたくはないですが、少なくとも、それまでの転職活動での苦戦が嘘のように採用内定をいただけました。

 

#忘れられない利用者様。そんな質問に思い出が止まらない。

根本:と、人間力の塊である三浦さんが仰っています(笑)
当社は住宅型有料老人ホームを運営しているということもあり、印象に残っている利用者様はいらっしゃいますか?

 

三浦:勤めていた施設の向かい側が喫茶店だったんですけど、勝手に行って勝手に注文しちゃう利用者様がいて。帰ってきてもらうのに苦労したんです…(笑)

 

根本:それは大変でしたね(笑)他にはいらっしゃいますか?

 

三浦:あとは、そうですね。医療的ケア、具体的には痰の吸引が必要でご入居された20代の男性利用者様がいらっしゃったんです。20代の男性なんて言うと他人事みたいですが、ホントはめちゃくちゃ仲が良くて(笑)
その方は「働きたい」という意欲が強い方だったんです。お仕事を探すために一緒にハローワークに通って。その日々は今でも鮮明に覚えています。

 

根本:ご本人にはどのような思いが…?

 

三浦:『こう生きたい』という意志をはっきり持った方でした。逆境にも負けない、強い信念をお持ちで。私にはひどく印象的で、強く生きる姿に胸を打たれました。
私と一緒にいる間は、就業という目標は叶わなかったけれど、彼ならきっとどこかで活躍している。そう信じて時に自分を奮い立たせたりもします。

 

根本:環境や境遇は変えられないけれど、幸せの最大瞬間風速はきっと出せる。その幸せの価値観も人それぞれだけど、自分のQOL(※1)向上や生き甲斐の創出への姿勢は私も見習わなきゃいけないなと…。
三浦さんとその利用者様にとって素敵な出会いと時間だったんですね。

 

#『送りたい生活』と『なりたい自分』を支える。『介護の現場ってかっこ良い』

三浦:あとは口で食事を摂ることができず、胃ろう(※2)なんだけれど『食べたい』という強い希望を持った方がいて、少しずつリハビリをして最終的に1日3食の内、1食を食事に切り替えることができた利用者様がいらっしゃいました。頑張りと目標達成が尊く、今でもよく覚えています。

 

根本:みなさん送りたい生活となりたい自分があって。それを介護職や看護職、リハビリ職や三浦さんのような事務職が支えている。私が思っていたよりも、もっとずっと、かっこ良い職場なんだなと思いました。
そんな密度の濃い6年間を過ごされた三浦さんからみた、現在のみつばはどう映っていますか?
 

#みつばは過渡期に差しかかる。成功の前例の数々を普遍化するために。

三浦:過渡期だと思っています。
現在のエリアマネージャーと新規でご入職する事務職は、決して良し悪しではなく恐らく習性が違う。分からないことは自分でなんでも聞いて、道なんてなくても切り開いていく。そんな現エリアマネージャー達の成功と失敗が積み重なった今、新たに仲間になる入職者さん達が働きやすい職場、活躍できる職場にしたいと考えています。
そのためには『仕組みづくり』『前例の共有』『それらを踏まえて発信できる職員を育成する』
その意味で教育・研修はより力を入れて推進していきたいですね。

 

根本:後進の育成。その船出は順調ですか?

 

三浦:私のエリアでいえば、かなり仕事を任せることができています。
入居については私が実調に行って、その後の手続きを入居管理課と協力しながら、それぞれの施設で完結できています。
採用に関しても面接を任せられるスタッフもおり、配属先も一緒に考えて決めています。

 

根本:重要な教育・研修については?

 

三浦:教育・研修については未だに進行中です。しかし私が入職した時よりはかなり整備されてきています。
成長するためには『聞く力』が大切。『こんなこと聞くの恥ずかしい』なんて思わずに。そういうことこそ聞いて良いんです。

 

#一つ屋根の下。誰かの人生に携わる仕事。役に立っている自分に気づく仕事。

根本:最後にみつばのHPをご覧の皆さんに伝えたい言葉はありますか?

 

三浦:介護の仕事は利用者様の人生に携わる仕事です。中には身寄りのない方もいらっしゃいます。しかし私は、一つ屋根の下という言葉の通り、ある意味での家族だと思って利用者様と接しています。
自らの行動・仕事で利用者様のADL(※3)からQOL(※1)まで上がっていく。
きっとみなさんも誰かの役に立っていると気づく。みつばの仕事はそんな仕事です。

 

根本:素敵なお話をありがとうございました。運営企画五課 課長 兼 エリアマネージャー三浦 正太さんでした!(インタビュアー:事業管理総務課 根本)

(※1 QOL:Quality of Life:生活の質の略語)
(※2 胃ろう:口から食事を摂ることが難しい方が胃にチューブを通して行う栄養摂取方法)
(※3 ADL:Activities of Daily Living:日常生活動作の略語)